GoogleがStanford大学から3次元画像解析技術のライセンスを受けたらしい。
VentureBeatの報道によると、アメリカの砂漠131マイル(約200km)を疾走するロボットカーのレースで優勝したStanford大学のStanleyというロボットカーの技術について、Googleがライセンスを受けたらしい。このロボットカーは無人で砂漠を走行する。カメラで撮影した画像をコンピューターが解析し、ロボットがステアリングを操るわけだ。画像認識技術が鍵となろう。その鍵となる技術をGoogleが使うという。
Google has licensed the sensing technology developed by a team of Stanford University students that enabled Stanley, a robotic car, to win a 131 mile race through the Mojave Desert last year.
ライセンスの目的は、この技術を元に実物のイメージ(Photo-realistic)を反映した3次元マップを作り、MicrosoftのVirtual Earthに追いつくことだという。
Google will use the sensing technology — which lets the car map out the terrain in front of it so that it can steer and change gears without a person at the wheel — to map out photo-realistic 3-D versions of cities around the world. The move was made, Ackerman suggests, to help Google regain ground it has lost to Microsoft’s 3-D mapping application known as Virtual Earth.
この記事ではGoogleとStanford大学の提携の詳細はあまり明かされていないが、5月末に開催される"Where 2.0"カンファレンスで発表されるとか。
Virtual Earthの地図の細かさはすばらしい。Google Earthが絶対優位とは言えなくなった。Stanfordの技術を使って、Googleの地図情報はさらに進化するのかもしれない。Where 2.0なんていう地図情報だけのカンファレンスが出来てしまうあたり、やはり地図情報、ロケーション情報はますます重要なコンテンツになってきているということなのだろう。
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