Googleは卓越したサーチ・エンジンを中心に数々のサービスを提供しているが、基本的にはネットの「あちら側」にシステムをおいている会社だと思っていた。だが、「あちら側」だけではなく、「こちら側」にも進出を図っているという噂が出ている。
GOOGLE SAID TO BE DEVELOPING SOFTWARE FOR MOBILE DEVICES AROUND LINUX SYSTEM
According to bloggers with some credibility, Google is developing mobile software around a Linux-based operating system that could be unveiled in some form after Labor Day.
"From what we've heard, Google isn't necessarily working on hardware of its own but is definitely working . . . to put the gPhone OS on upcoming devices," the Engadget Web site noted Tuesday.
Googleから正式なプレスリリースがなされたわけではないが、一部の報道(上記)が伝えるところでは、Googleが携帯電話向けのソフトウェアを作っているという噂が出ているようだ。"gPhone OS"というような言葉まで登場している。Appleの"iPhone"に対抗して"gPhone"を出すということか。MotorolaやSamsungといった会社が作る携帯電話にLinuxをベースとしたGoogle製のOSが乗り、"gPhone"ブランドで販売される、というようなイメージだろうか。
Googleはこの噂に対して今のところコメントしていないようなのでで、このgPhoneの実現性は想像の域を出ない。
もし、の話だが、gPhoneなるものが出てくると威力はありそうだ。携帯端末から必要に応じてネットの「あちら側」にある膨大な資産と有機的に連携するアプリケーションを容易に作れる。テキスト、地図、写真、音楽、ビデオ、、、などなど、様々なネット上の資産を小さな端末からシームレスにアクセスできるようになれば、ユーザーにとってメリットは大きそうな気がする。
とはいうものの、すでに市中に出回っている携帯電話でもブラウザからネット上のデータを検索できるわけなので、gPhoneなるものを成功させるには、従来の携帯電話を上回る「圧倒的な使い勝手の良さ」のようなものが必要だろう。ネットとの連携機能をOSレベルに組み込むことによって如何にこれを実現できるか、今後の動きに注目してみたい。
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