日清食品の創業者、安藤百福氏が1月5日に逝去されたそうだが、このニュースはシリコンバレーの情報サイトSiliconValley.comでも紹介された。記事を引用すると
Silicon Valley has lost one of its own: Momofuku Ando, the inventor of instant ramen and Cup Noodles, died Jan. 5 in Osaka, Japan, at 96. Although Ando never designed a circuit or built a computer, Silicon Valley owes him a debt of gratitude -- over the years, his instant ramen has sustained countless teams of manic hackers working far into the night at countless start-ups.
つまり、シリコンバレーは安藤氏が発明したカップヌードルにずいぶんとお世話になった。カップヌードルは、救いようのないベンチャー企業で毎晩夜が更けるまで格闘しているエンジニア(偏狭的なハッカー)達をずっと支えていてくれた、というものだ。
掲載された記事には、グローバルぜーションという言葉が流行るよりもずっと前から世界的に親しまれたカップヌードルを作った安藤氏への賞賛の言葉が続く。イノベーションとはハイテクに限らず、「食」という人間の根源的な部分でも起こりえるということだ。こういう記事が日本でなくシリコンバレーで書かれていることに深く感動してしまう。
私もカップヌードルは大好きだ。カップラーメンの類を食べるとしたら未だにカップヌードルと相場が決まっている。
すばらしき起業家の業績を称え、哀悼の意を表したい。
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