アメリカを含む北米では2006年に29億ドル(約3,500億円)がクリーンテック系企業に投資されたらしい。これは、2005年より78%増、2004年の140%増だそうだ。原文はこちら参照。
Cleantech Venture Network® reported today that North American venture capital investment in the cleantech category totaled a record $2.9 billion for 2006, representing a 78% increase over 2005 cleantech investment of $1.6 billion, and a 140% increase over 2004 investment of $1.2 billion.
クリーンテックという言葉はやや曖昧で、日本語にすれば「環境系」という言葉が近そうだが、そこにはエネルギー関連(水素、電池、風力、送電、、、)やリサイクルと言った物が含まれるだろうし、CO2やNOx削減、水関係も含まれよう。原油価格はやや落ち着きを取り戻しているが、昨年の原油高を背景にクリーンテックへの投資が一段と盛り上がった。一度動き出した流れはそう簡単には止められない。
ちなみに、VECの調査によると、2004年度の日本のベンチャー企業への投融資額は総額1,968億円だという。アメリカはクリーンテックへの投資額だけで日本のVC市場を凌駕する規模の資金が動いていることになる。このように、新たな領域に大量の資金が投入されるあたりがアメリカの原動力になっている気がする。今後も目が離せない。
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