日本の携帯電話業界では、平均的な通話時間が緩やかに減少傾向をたどっているらしい。通話時間とは、データ通信の時間を除き、純粋に誰かにダイヤルして電話したり受けたりした時間のことだ。データ通信も定額制になりつつあるようなので、ユーザーがよりデータ通信に移行し、高額な音声通話が減ってきたということなのだろう。
ところがお隣の韓国では通話時間が延びている。韓国では全体に日本よりも平均通話時間が長く(300分/月)、しかも年々上昇傾向にあるようだ。リサーチ企業のAnalysysによると、韓国ではマーケティング活動が盛なことと、無料通話分が基本料金に含まれていることが主因としており、日本と韓国の違いを対比して「オペレーターは努力しだいでは音声通話で売り上げを伸ばすことが出来る」と結論付けている。
ベンチャー業界にいると、携帯電話=データ通信のインフラ、としか見ていないところがあるが、音声インフラとしてもまだまだ価値は高く無視してはいけないということだろう。
最近のコメント