米国のSNS業界ではMySpaceやFacebookが代表格だが、そうした代表的なSNSサイトは得意な領域がが少しずつ違うらしい。米SNS業界についてレポートが公表されたので見てみよう。
引用: Rapleaf Study of Social Network Users vs. Age
San Francisco, CA - June 18, 2008
Rapleaf conducted a study on 49.3 million people in our database (aged 14-74), looking at social graph information across social networks such as Myspace, Facebook, LinkedIn, and Flickr. The following are some of the highlights of the information extracted:
Rapleafでは49.3百万人のデータを下にSNS業界を分析したようだ。まずは下のチャートを見てみよう。
赤がMySpace、青がFacebook、橙がFlickr、黒がLinkedInだ。FlickrをSNSというかは微妙だが、Socialサービス提供会社という意味では同類だ。
このチャートを見るだけで各事業者の利用者像がわかって興味深い。
たとえば、MySpaceは10代半ば(中高生)がピーク、Facebookは大学生以上、Flickrは20代30代を中心に幅広く分布し、LinkedInでは30代以上となる。MySpaceで入学し、Facebookへと進学、Flickrを楽しみながらLinkedInで社会人デビュー、というような進化が伺えそうだ。
グラフに現れていないところでもいくつかの分析がなされている。例えば、
Across all age groups, we find there are more women on Myspace and Facebook than men. Men, on the other hand, dominate sites such as LinkedIn and Flickr. Along with the community aspects, female dominated sites such as Myspace and Facebook also have photo sharing and networking capabilities. Hence there is a further incentive for women to use these social networks over LinkedIn and Flickr which are more niche. In other words, we think that women are more likely to post pictures and network on Myspace and Facebook than men.
MyspaceやFacebookでは女性ユーザーが多く、FlickrやLinkedInでは男性が多いという。女性ユーザは写真をFlickrではなくMyspaceやFacebookに投稿することが多いらしい。
その他、引用元のサイトにはより詳細な分析や、他のSocial系サイトの分析が載っている。ネット関係者には一見の価値がありそうだ。
日本でのSNSですと、小僧.comが50歳、60歳をターゲットにしているようですが、実態は30,40代だそうですね。
私たちも
http://tabereco.jp/
(SNSというよりSocialサービス)をたちあげましたが、ユーザーは30,40代が多いようですね。
投稿情報: kanawa | 2008年6 月24日 (火) 16:28
kanawaさん、コメントありがとうございます。
小僧.comは覗いたことないですが、50代・60代にはまだSNSは抵抗があるということなのかもしれませんね。
tabereco.jpのようなテーマを絞ったSocialサイトはわかりやすくていいですね。ますますのご発展を!
投稿情報: キャピタリスト | 2008年6 月25日 (水) 07:29
たべれこ見ていただき
ありがとうございます。
現在ファンドや事業会社を回っていますが
このたべれこというコンテンツビジネスの拡大か
このたべれこを作っているプラットフォームでもっての別コンテンツの企画・拡大方針かプラットフォームそのものでのASPビジネスと自分の中でも絞り切れていなくて悩んでいます。少々焦りぎみですね。。
投稿情報: kanawa | 2008年6 月26日 (木) 18:10
難しい問題ですね。
プラットフォームはスケールしやすいですが、キラーアプリ/コンテンツが必須。
アプリ/コンテンツはそのものが面白いかどうかが勝負の分かれ目。
多くの企業の悩みだと思います。
投稿情報: キャピタリスト | 2008年6 月26日 (木) 23:28