クリーンテックへの投資が盛り上がっている。今更驚くことは無いが、データにもはっきり現れてきた。(出典:No surprise: Record breaking investments in clean-tech, with solar leading)
詳しいことは上記の原文を見ていただきたいが、要約すると下記のようなことだ。
- 2007年第1~3四半期、米国におけるCleanTech系企業への投資額は26億ドル、前年比48%。
- 米国CleanTech企業の平均投資額は11.4百万ドル(意外に小さい)。
- CleanTech投資に取り組むVCとしてDFJ、KPCBといったTop Tier VCのほか、Khosla Venture等の名前も挙げられている。
このように米国クリーンテック業界へは好調な投資が続いているが、NVCAプレジデントであるMark Heesen氏は安易な投資を戒めている。
NVCA president, Mark Heesen expressed some caution, however: “As has been demonstrated in the IT and life science arenas, investing in new technologies can be fraught with pitfalls and is not for the inexperienced or the faint of heart. Prudent, long-term, knowledge based investment in cutting edge technologies has been the hallmark of venture capital in the past and should be the mantra in the cleantech space as well. Short-term ‘tourists’ should steer clear.”
「ITやライフサイエンスへの投資がそうであったように、新しい技術分野への投資は困難を伴うものなので、経験の無い人や気弱な人は辞めておいたほうがいい。分別をもって長期にわたって投資するのがVCの真骨頂であり、クリーンテックもそれに含まれる。短期的なリターンを狙う「観光客」は(参加を)慎んだほうが身のためだ。」
クリーンテックへの投資が本物か一過性のものか、今後数年は目が離せない。
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