Googleの勢いは留まるところを知らないが、シリコンバレーでは最近「グーグル脅威論」をたびたび目にするようになった。
New York Timesの記事を紹介しよう。
Relax, Bill Gates; It's Google's Turn as the Villain
要点をまとめるとだいたいこんなところだ。
・グーグルは優秀な人材をかき集めてしまうので、他のスタートアップ企業に人材が行き渡らない。
・グーグルの強引な採用活動によりエンジニア給与水準が25~50%押し上げられてしまい、他のスタートアップ企業ではますます人材採用が難しくなった。
・グーグルが次々と事業領域を拡大するため、グーグルが将来競合企業になる可能性があるという理由でVCから資金調達できないスタートアップ企業が出てきた。グーグルは多くの場合、魅力的な機能を無料で開放してしまうため、他の企業はビジネスにならなくなってしまう。
ここまで目立つ存在になったグーグル、覇権はどこまで拡大するか、どのような形で転機が訪れるかが今の私の興味です。
そうそう、私もグーグルバブルのあおりを受けた一人です。
7月にシリコンバレーに赴任し、会社に近いPalo Alto, Moutain View, Sunnyvale辺りで住居を探したが良さそうなところがさっぱり見つからない。中でもMountain Viewの不動産屋は接客態度が非常に悪く、電話をかければ胡散臭そう、オフィスに出向けば土・日なのに休みだったりして、随分と苦い思いをさせられた。
そんな経緯でPalo Altoからは少しはずれたFoster Cityに住むことになったわけだが、後日噂で聞くところによるとGoogleの株式公開で大金持ち・小金持ちが大量に生まれ、彼らがシリコンバレー中の優良物件を物色し、1000人のGoogle社員がWaiting Listで物件待ちをしてるとか。真偽の程は定かではないが、ありそうな話ではある。Moutain View周辺の不動産屋が高飛車だったこのを思い出して、とても納得してしまうのである。
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