この週末、米国でいよいよiPadが発売され、メディア各誌で大きく取り上げられている。私自身もiPadには大いに期待しており、今後どのような発展を遂げていくか注目したいところだ。
KPCBのJohn Doerrが「iPadは世界を支配する」と言ったそうだ。少々引用させてもらおう。
引用: Kleiner Perkins’ John Doerr: iPad ‘will rule the world’
... Kleiner partner John Doerr sounded especially excited about the device, claiming that it will “rule the world.”
“I hope I can sleep with it Saturday night,” Doerr said. “It feels gorgeous. It is not a big iPod. It is a very big deal.”The iPad will spur a “third renaissance in software,” he added. It’s a completely different kind of interaction, with interactions moving from WYSIWYG interfaces, where “what you see is what you get,” to WYTIWis, where “What you think is what is” ? he didn’t offer too many details about the difference, but the idea is that the iPad is even more intuitive than previous interfaces.
John Doerrによると、iPadは「第三のルネッサンス」であり、WYSIWYGの世界からWYTIWisの世界、つまり「ディスプレイで見たとおりに処理される」世界から、「直感的に思ったことがそのまま処理される」とでもいうべき世界を提供するツールだとしている。マニュアルに頼らず、直感的にしたいと思ったことがそのまま実現されることがiPadの本質だという意味だろう。単なる電子書籍にとどまらず、ITのあらゆる場面で使える普遍的なデバイスになりうる、というようなことだろうか。
日本では著作物の権利関係の調整が手間取っているようでiPadが普及するかどうか微妙なところだという。旧態依然とした権利関係を引きずったままでは世界からますます取り残されかねない。産業構造、社会構造そのものを変えていくような新たな動きを起こしていきたいものだ。
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