松下幸之助氏の金言を集めた本です。
会社経営においてしばしば発生する課題にどう対処したらいいか、経営に携わる人なら誰もが直面する課題に対して、「経営の神様」である幸之助氏の助言を仰ぐことができます。
世の中に経営指南の本は数あれど、これほどまでに説得力、わかりやすさにおいて右に出る本は少ないのでは。
昭和30年代、40年代の幸之助氏のコメントを多く集めた本ながら、驚くのはそのコメントが現在の日本においてもそのままあてはまり、まったく新鮮さを失わないこと。日本を取り巻く情勢はガラッと変わっているはずなのに、一つ一つの言葉は決して色あせない。経営に求められる根本的な思想というものはほとんど変わらないということでしょうか。
ドラッガーもいいですが、よりわかりやすくズバッとくる金言を得たいなら、是非とも読んでみたい本です。経営に携わる人や経営者の発想を会得したい人に、座右の書となることでしょう。
書評のつもりが、とてもおこがましくて評価なんてできません。ただただ「お勧め本」です。
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