最近、シリコンバレーのキャピタリストは多忙なようで、電話してもなかなかつかまらない。VC投資のバリュエーションは着実に増加しているようでもあり、どうやらVC投資環境は「回復基調」から「熱狂」へと変わってきている気配が見える。
”Bubbly Summer"なる言葉まで飛び出したので紹介しよう。原文はこちら
The investment pace is so hot it reminds some VCs of the 1998 and 1999 years. For entrepreneurs raising money, now is the time.
最近の投資ペースは98年、99年頃を髣髴とさせるほど盛んなようだ。盛り上がりの状況がいくつか紹介されているが、中でも下記の例が象徴的だ
Some mediocre Internet business plans not getting funded last year are now getting funded.
昨年は投資家が見つからなかったネット系のビジネスでも、今なら投資家が見つかる、という。また、盛り上がっているのはネット系や環境系だけではなさそうだ。
It’s not just the Web that’s booming. Start-ups building network infrastructure, storage, routers, chips and software are getting funded, and increasingly going public. The WSJ has a story about VCs making more money in telecommunications and data storage than Web companies.
通信関連機器、ストレージ、半導体、ソフトウェアといった情報通信関連技術にも資金が投じられているようだ。WSJ誌によるとそうした通信関連やストレージ関連の企業はウェブ系ベンチャーよりも多くの資金を集めているという。VCとしては、ここから2~3年が勝負だろう。
まもなくQ2のVC業界データが発表になるだろう。どんな結果が出ているか楽しみだ。
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