YahooとeBayの提携と時を同じくして今度はGoogleが動いた。Googleは提携相手にDellを選んだというのだからこれまたすごいことだ。Dellが販売するPCにGoogleのソフトウェアをバンドルして売るらしい。バンドルするのはとりあえずGoogle Desktopらしいが、たとえば将来GoogleがOffice Suite製品を扱うようになって(GoogleはSunのStarOfficeと既に提携している!)、それをDellのPCにバンドルするようになれば、その影響は果てしなく大きく、間違いなくMicrosoftには大きな脅威だろう。まぁこれについてはDellもMSからWindowsを供給してもらう手前、簡単に進むことは無いだろうが、Dellの購入者がMS OfficeかGoogle Officeかを選択可能にするというのなら現実味がある。
Dellは先に報じたように少々苦しい状態のようだが、Googleと提携することで販売増を目論んでいるのだろう。さらにDellはIntelからMPUの独占供給契約を破棄しAMDからも供給を受けることを発表しており、Intelに陰りが見え、AMDの飛躍が見込まれるというような影響を及ぼしている。
インターネット業界の合従連衡は、インターネット業界にとどまらず、PC業界や半導体業界の競争にも影響を与えてますます複雑な様相を呈してきた。
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