駐車場を探して右往左往した経験は誰でもあるだろう。日本の都市部では日常茶飯事、殊に駐車禁止の取締が昨年強化されてからは駐車場の空きスペースを探すのがいっそう難しくなったという噂を聞く。アメリカでも楽ではなくて、国土は広いのだが人が集中する都市部では駐車スペースを探すのはやっぱり大変。VCが集まるPalo Altoのダウンタウンでもお昼ぐらいになるとランチミーティングの人たちの車があふれ、なかなか空きスペースが見つからない。駐車場を探しているうちに約束の時間に遅れた、ということも少なくない。
そんな不便を解消しようと登場したのがSpotScoutだ。SiliconValley.comに掲載された記事を引用すると(原文はこちら)
SpotScout Inc. hopes to create an online marketplace where drivers armed with mobile phones can not only reserve private spaces in garages and driveways, but also swap public parking spots in real time, with vacant spaces going to the highest bidder.
SpotScoutは駐車したい人と駐車させたい人を携帯電話でマッチングする。駐車スペースを持っている人と駐車スペースを探している人をマッチング、あるいは既にパブリックパーキングに駐車していて何分後かに出発する人と、その人の次に駐車したい人をマッチングするという。マッチングはオークション形式のようで、高値をつけてくれる人にあてがわれるようだ。アメリカでは無料のパブリックパーキングがダウンタウンのあちこちにあるが、先に書いたようにランチタイム等のラッシュアワーでは空きスペースを見つけるのは楽ではない。空きスペースを見つけられずにうろうろするよりは、多少お金を払ってでも10分後に確実に空きスペースを確保できるほうがいい、というようなニーズに対応するようだ。
パブリックパーキングの事情はアメリカ特有だが、日本でも似たようなビジネスはありえそうだ。もう既に誰かやっているかもしれない。起業したい人、考えてみては?
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