先日、いつもとは違う日系の航空会社に乗ることになり、成田のラウンジでぼぉっと外を眺めていた。花の名前のついたそのラウンジの窓の前には搭乗ゲートがあって、ちょうどキャビン・アテンダント(CA)の皆様が仕事場である飛行機に乗り込んでいるのがガラス越しに見えた。
でもどこか不自然。一人、また一人と、CAの皆さんがそれぞれ5メートルぐらいの間隔を空けて歩いている。そういう状態で5人ぐらいの方がそれぞれ人との間合いを取りながら飛行機に乗り込んでいるところだった。とても不思議な光景だ。
僕のイメージで言えば、CAの皆様は空港内ではいつもまとまって歩いてらっしゃることが多く、外国の航空会社ではCAのみならず操縦室のメンバーまで楽しそうに談笑しながら歩いている風景をよく見かける。チームとしてよくまとまっているように感じるし、そういうよくまとまったチームの飛行機はどことなく安心感がある。
翻って、上であげた日系航空会社だが、少なくともその光景から談笑するような雰囲気は感じない。このチームは、チーム内の信頼関係ができているのだろうかと疑問を感じずにはいられない。このチームは顧客に良いサービスを提供できているだろうか。いざというときにきちんと連携ができるのだろうか。何やら気になってしょうがない。この航空会社は去年あたりマスコミに随分とたたかれたようだが、現場レベルもどこかギクシャクしているのかもしれない。
海外にいると、日系航空会社の機体を見るとどこかほっとするものだ。これからも世界のあちこちに飛んでいってもらいたい。今の窮地を何とか踏ん張ってもらって、また信頼される航空会社になっていただくことを願いたい。
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