"Webcast"という方法で開かれるセミナーがある。Webcastは映像や音声をストリーミング配信する一種の放送のようなものだが、このWebcastを使ってセミナーをしてしまおうというのがいかにもアメリカらしい。
実際、アメリカは国土が広く国内のあちこちにベンチャークラスターが散らばっているため移動時間が馬鹿にならないくらい多い。Webcastであればセミナー会場で多くの人に会えるチャンスはなくなるものの、自分のオフィスにいながら最先端のセミナーに参加できるメリットは大きい。
試しにAlwaysOneが主催するOnHollywoodというメディア関係のベンチャー企業が集まるセミナーのWebcastに参加してみた。参加するといっても事前登録も費用も何も要らない、きわめて簡単なものだ。同時にチャットルームが開かれていて、こちらの方はほとんど雑音でしかなかったが、アイデアとしてはおもしろい。
お手軽なだけにそこで提供される情報の質についてはいろいろとありそうだが、いくつかのベンチャー企業がプレゼンテーションしていたので、そうしたものを自分のオフィスにいながら聞けるのはとても助かる。
日本の場合にはあらゆるものが東京の比較的狭い範囲に集中しているためwebcastのニーズがどこまであるか疑問だが、今後の業務形態のひとつのあり方だと思う。
最近のコメント